競馬を始めたいけど何の知識もないと予想をすることもできないですよね?競馬は専門用語も多く競馬関連のサイトや本を見ても分からないことだらけだと思います。
そこでこの記事は本当に基礎的な知っておくべき競馬の知識を紹介していきたいと思います。いきなり予想を始める前にまずはみんなが当たり前のように知っている常識をしっかりと把握することが必要になると思います。
とても基礎的なものなので知ってるという方も多いと思いますが、意外と間違って覚えていることもあるので確認してみてはいかがでしょうか?
競馬は知識を深めることで的中率や回収率がアップする!?
競馬は多くの情報を集めたり、知識を深めたりすることで予想の精度が上がり、的中率が高くなると言われています。
例えば中央競馬には競馬場が「札幌」「函館」「福島」「新潟」「東京」「中山」「中京」「京都」「阪神」「小倉」の10か所ありますが、会場ごとに直線の長さや坂の場所などが異なるため、競走馬にも得意不得意があります。
このような知識は出馬表や馬柱には記載されていません。過去の成績からある程度得意不得意を把握することは可能ですが、さらに深い知識を持っていれば予想に役に立てることが出来ます。
またレース会場の得意不得意は遺伝するものでもあるため父母を見て「この馬ならこの会場でも走ることが出来る!」と判断することができたりもします。しかし競馬初心者ではここまで予想に反映させることは難しいですよね?
そのため初心者は的中率アップのために多くの知識を深めることが必要になるのです。会場との相性だけではなくジョッキーが得意なレースや、荒れやすいレースなどサイトなどを見ても記載されていない情報はたくさんあります。
本格的に競馬を始めたいのなら、競走馬の特徴だけではなくその他の情報も多く収集するべきと言えます。しっかりとその情報をものにすることで他の人では見抜くことができない有力馬も見つけることができる用になるかもしれません。
競馬初心者が知っておくべき5つの常識を紹介
競馬を始めたばかり、または今から始めようと思っている方に知っておくべき常識を5つ解説していきたいと思います。
本当に基礎的な知識ではありますが知っておいて損はないと思うので是非最後まで読んでみてください。
知っておくべき常識その1:中央競馬と地方競馬の2種類ある
競馬は大きく分けると「中央競馬」と「地方競馬」の2つに分類することが出来ます。テレビやCMで放送されているのは基本的に中央競馬でJRAという団体が主催しているものになります。有名なレースの「有馬記念」「日本ダービー」「ジャパンカップ」などは全て中央競馬となっており、競馬と言えば中央競馬と認識している人が多いはずです。中央競馬の特徴としては開催されるのが基本的に週末だけになります。3連休の時などは月曜日も開催されることがありますが、土日だけしかやっていないと思っていていいと思います。
地方競馬はJRAとは別の団体が運営をしており、絶対とは言い切れませんが基本的に中央競馬で活躍している競走馬よりもレベルが低いとされています。規模も小さいため勝った時の賞金も中央に比べると少ないですし、馬券を購入する人口も全然違います。地方競馬の大きな特徴としては中央競馬とは異なり平日でもどこかの会場でレースが開催されていることです。また基本的にダートのみのレースなので芝で活躍する競走馬は中央競馬での出走を目指します。
どちらも競馬には変わりないので馬券を購入して勝つ馬を当てるという基本的なルールは同じです。また中央競馬でなかなか活躍できなかった競走馬が地方競馬に移動したり、逆に地方競馬で圧倒的な活躍をした馬が中央競馬に挑戦したりすることもあり、全く関係がないという訳ではありません。
知っておくべき常識その2:コースには芝とダートがある
上記でもさらっと登場しましたが競馬のコースには基本的に「芝」と「ダート」の2種類存在します。芝のコースで実力を発揮した馬がダートでも強いかというとそうではありません。どっちのコースでも活躍した馬は過去に数頭いましたが、稀な存在と言えるでしょう。しかし芝で全く言い走りができなかった競走馬がダートに転向して才能が開花することは少なくなく、血統によってはどっちのレースでも出走することはあります。
同じ競馬でも予想の方法や考え方が若干異なるためどちらの知識も深めることが必要になるでしょう。中央競馬でメインになるようなレースは芝が多く、ディープインパクト、オルフェーブル、アーモンドアイなど聞いたことがあるような名馬は芝専門のことが多いですね。
もちろんダートでも大きなレースは開催されていますが中央競馬のG1は「フェブラリーステークス」と「チャンピオンカップ」の2つだけになります。その代わり地方競馬でダートG1が多く開催されており、中央競馬で活躍する馬もこぞって出走するので一気に盛り上がります。
しかし中央競馬の芝が現在の競馬界では花形のような存在となっており、人気も高く注目レースも多いと言えるでしょう。
知っておくべき常識その3:距離によって活躍する馬が全然違う
レース毎に距離が異な、中央競馬では最も短いレースで「1000m」、最も長いレースで「3600m」となっており競走馬によって適正距離というものが存在します。大きく分けて5つに分類され距離によって呼び方も変わってきます。
- 短距離1000~1400m未満:スプリントとも呼ばれこの距離を得意とする競走馬をスプリンターとも呼びます。有名なレースではスプリンターズステークスや高松宮記念などがあります。
- マイル1400~1800mまで:この距離のレースをマイル戦と呼び、欲意図する競走馬をマイラーと呼びます。有名なレースではマイラーズカップ、安田記念などがあります。
- 中距離1800~2200m未満:この距離のレースを中距離戦と呼び、世界中のレースの中でも最もスタンダードな距離になっています。有名なレースでは天皇賞秋や皐月賞などがあります。
- 中長距離2200~2800m未満:この距離のレースを中長距離戦と呼び、2400mのレースが最もスタンダードな距離になっています。有名なレースでは有馬記念や日本ダービーなどがあります。
- 長距離2800m以上:この距離のレースを長距離戦と呼び、得意な馬のことをステイヤーと呼びます。有名なレースでは菊花賞や天皇賞春などがあります
以上の5つに分かれており、競走馬ごとに得意な距離があります。またマイルが得意と言っても1600mは得意だけど1800mになると不安がある馬も存在し、200m変わるだけで決着にも大きな影響を当てることもあります。予想をする時にも競走馬の得意な距離をしっかりと確認する必要があると言えます。
知っておくべき常識その4:レースにはグレードがある
誰しもが知っているようなG1の日本ダービーやジャパンカップはどの競走馬でも出れるわけではありません。重賞と呼ばれる大きなレースには特定の条件を満たした馬だけが出走できるため、レースのレベルは必然的に高くなります。また競馬ユーザーもそのことを分かっており馬券を購入する人が多くなり、熱い勝負に皆心を動かされているのです。
レースのグレードは年齢や獲得した賞金の額によってクラス分けされます。
- 新馬・未勝利:まだ一勝もしたことがない馬が集まるレース。新馬戦は一生で一度しか参加することはできません。
- 1勝クラス:前は500万下と呼ばれていました。新馬・未勝利の獲得賞金が500万弱になるためこう呼ばれていましたが、今では1勝クラスに名前が変更さrています。
- 2勝クラス:500万下と同じ理由で前は1000万下と呼ばれていました。
- 3勝クラス:500万下と同じ理由で前は1600万下と呼ばれていました・
- オープン:3勝以上の実力がある競走馬がひしめき合うトップのクラスになります。重賞はオープンクラスの競走馬しか出走できません。
基本的に一つ一つ階級を上げていきますが、新馬戦で勝利した馬などはいきなりオープンクラスへと飛び級することもあります。若い時期は1勝上げるだけでオープンとなることがあるため、2歳限定のG1などに2勝しかしていない馬が出走することもあります。
またレースによっては3歳しか出走できないレースや牝馬しか出走できないレース、逆に4歳から出走できないレースもあります。クラシック三冠と呼ばれる「皐月賞」「日本ダービー」「菊花賞」は3歳しか出れないため三冠を取ることは簡単なことではないのです。
知っておくべき常識その5:厩舎・調教師について
新聞や競馬サイトなどを見ると厩舎コメントというものがあります。しかし初心者からすると「これ誰だよw」と思う方もいるのではないでしょうか?厩舎とは競走馬を調教師が管理運営している施設のことを言います。そのため厩舎コメントというのは調教師のコメントであり、レースに向けてどのような仕上がりになったかをコメントしているため予想の参考になる重要な項目です。
競走馬やジョッキーだけではなく厩舎にももちろん優劣があります。馬を育てることを専門としていますが、どれくらいの調教を行うとか、どのレースに出走させるとか、どのジョッキーに騎乗をお願いするとかを決めています。
競走馬のオーナーと混同されることもありますが全く違います。競走馬を所有するオーナーが厩舎を選び、育成をお願いしているのです。いわばオーナーが親で競走馬が子供だとすれば、厩舎は学校で調教師が先生になります。
厩舎は所有できる馬の数に限りがあるため、有名な厩舎はすぐにいっぱいになってしまいます。
まとめ
今回は競馬初心者が知っておくべき常識についてご紹介しました。聞いたことはあるけど詳しいことは知らなかったということもあるのではないでしょうか?
実際に長年競馬を予想している人でもずっと勘違いしていることも多くあります。予想に直結する情報ではないかもしれませんが、今後競馬を本格的に始めるなら知っておいて損はないと思うのでしっかりと覚えておいて欲しいと思います。