3連複は的中率とオッズの高さどちらも兼ね備えている買い方になります。複勝やワイド、馬単馬連で馬券を購入することも良いですが、3連複で馬券を当てたいと考える人も多いと思います。
3連単は夢がある馬券ですが、的中させることは簡単ではないためまずは3連複から知識を深めていきたいと考える人も少なくないのではないでしょうか?
そこでこの記事では競馬初心者が3連複で馬券を購入する時のポイントを3つに分けて紹介していきたいと思います。正しい購入方法などがあるわけではないですが、注意するべきことも沢山あるのでぜひ参考にしてみてください。
3連複とはどういう買い方!?
3連複は1,2,3着に入る競争馬を順番関係なく当てるというものになります。3連単では順番もドンピシャで当てる必要がありますが、順番が関係なくなるだけで難易度は大幅に下がります。その分3連単よりも払い戻しは少なくなりますが、その他の馬券と比べると高い倍率となり、万馬券になることも珍しくはありません。そのため競馬を始めた方からも人気のある馬券となっています。
的中のしやすさと払い戻しの多さのバランスは優れており、3連単でなかなか的中させることが出来ないという人はまずは3連複から始めてみるといいかもしれませんね。
3連複という馬券の買い方が日本の競馬に登場したのは2002年で、馬単の導入と同じ年になります。それまでは単勝や複勝、ワイドに馬連という買い方しかなかったため、万馬券というのはとても珍しく、大荒れのレースでしか実現しませんでした。しかし3連複の登場により、高いオッズの払い戻しになることが増えたため、競馬がもっとギャンブル性が高いものになりました。
その後2004年に3連単、2011年にWIN5が導入されさらに夢がある公営ギャンブルへと変わっていきました。的中させることが3連単よりも簡単なことから常に3連複で馬券を購入するという人も多くいらっしゃいます。
競馬初心者が3連複を購入する時のポイント
ここからは競馬を始めたばかりの方が3連複で馬券を購入する時のポイントをご紹介していきたいと思います。3連単よりも的中がしやすいとはいえ、馬単や馬連よりも当てにくい馬券ではあります。ポイントを押さえて馬券を購入しないと、的中できずに投資ばかりが増える可能性もあります。購入を始める前にぜひ参考にしてみて欲しいと思います。
購入する時のポイントその1:ワイドから始める
最初のポイントは3連複で馬券を始める前にワイドから始めて、慣れてきたら3連複へと格上げする方法をオススメしています。ワイドとは3着以内に入る競走馬を順番に関係なく2頭選び的中させるという事です。3連複よりも当てる馬の数が1頭少なくなるので、さらに当てやすい馬券になります。
ワイドで当てれない人がいきなり3連複で当てることは出来ません。なんでも練習が必要になると思いますが、ワイドが3連複の練習になります。さらに言えばワイドの前に3着以内に入る競走馬を1頭選び的中させる複勝から始めてもいいかもしれませんね。
複勝で的中率が上がって来たら選ぶ頭数を増やしワイドで購入し、さらにワイドで的中率が上がって来たら3連複で馬券を購入するようにしましょう。知識が乏しいうちにいきなり3連複で馬券を買ってもなかなか当てることはできません。まずはワイド、それでも当てられないのなら複勝から始めて徐々に馬券のグレードを上げていくと良いと思います。
すでに競馬を始めていて3連複で的中することが出来ていないという方がもしいらっしゃったらワイドにして、しっかりと上位に来る2頭を選べるようにしてから挑戦することをおすすめします。
購入する時のポイントその2:2頭軸マルチで点数を減らす
競馬初心者の方だとどれだけ的中率が高い馬券だったとしても、外れることも多くなってしまうと思います。そのため最初は出来るだけ購入する点数を減らすことが必要になってきます。
そこでオススメの3連複の購入方法は、2頭を軸に決めてヒモに6~10頭を選ぶという方法です。この方法はワイドから昇格させるとスムーズに買えると思います。ワイドを選ぶときと同じように2頭選択し、さらにそこから何頭かヒモで選べば3連複になります。
例えば自信がある馬を2頭選択します。それが3番と5番で、他にも3着に入りそうな馬を複数選ぶと…
- 3番
- 5番
- 1番、2番、7番、10番、11番、14番、16番
といったような買い方が出来ると思います。これだと購入する点数は7点なので、最低だと700円から馬券を購入することが可能となります。もちろんそのレースのオッズにもよりますが、3連複で7倍以下のオッズになることは多くないためトリガミになることも少ないはずです。
ワイドの様に2頭選び、さらに穴馬も混ぜた上位に来そうな馬を複数選ぶという2頭軸の買い方が最初は的中もしやすく、点数も減らせて的中した時のうまみも出てくるのです。
ちなみに軸に悩んでヒモから軸に1頭増やすと…
- 3番
- 5番、1番
- 2番、7番、10番、11番、14番、16番
となり点数は12点となります。これでも少ないほうですがヒモを増やすと一気に点数が増えることにもなり、的中しても元金があまり増えないですし、ワイドを1点で当てれていないことにもなるためやはり最初は2頭軸がおすすめです。
購入する時のポイントその3:ある程度荒れやすいレースを選択する
上記で7倍以下になることは多くないとは言いましたが、1番人気、2番人気、3番人気の3連複だと時には3倍程度しかオッズがつかないこともあります。軸が1番人気、2番人気となった場合はヒモは少し人気が薄い馬じゃないとリスクとリターンのバランスが崩れてしまうため、ある程度荒れそうなレースを選ぶようにしましょう。
逆にヒモで選ぶ馬の人気がある程度低く、オッズが高くなるようなら軸が人気馬2頭でもある程度の払い戻しには期待できます。荒れすぎるレースを3連単で的中させることはとても難しいですが、3連複ならまだ的中させることは夢ではありません。
固い決着になりそうなレースでもなく、荒れすぎないレースでもなく、ある程度荒れそうなレースだと妙味が出てくるため3連複で馬券を購入する時はレースの選定をすることもとても重要なことになります。
過去にあった3連複の高額払い戻しランキング
ここまで初心者の方におすすめの3連複で馬券を購入する時のポイントを紹介しました。人それぞれ馬券の買い方には特徴があるため、正解は無いと思います。しかしある程度型が決まるまでは上記のポイントで購入してみてはいかがでしょうか?
ここからは過去にあった3連複の高額払い戻しランキングを紹介したいと思います。3連単ではなく3連複でも荒れるレースを見抜いて穴馬で馬券を購入出来ればここまで高い的中も夢ではないのです。
ランキング1位:6,952,600円
3連複の払い戻しランキングの第1位は6,952,600円になります。このレースは2006年の9月9日に中京で開催された3歳未勝利のダート1700mのレースでした。結果は以下の通りです。
- 14番メイショウギリー(13番人気)
- 7番デンコウグリーン(12番人気)
- 9番シャリバン(9番人気)
という結果でした。的中させることは簡単ではないですが、約700百万円の払い戻しは夢がありますよね。3連単でも700百万円になるようなレースはとても珍しく、3連複にどれだけロマンがあるのかを世間に知らしめるのには十分な結果でした。
ランキング2位:5,508,830円
3連複の払い戻しランキングの第2位は5,508,830円でした。2017年12月3日に中京で開催された3歳以上500万以下のダート1700mのレースになります。結果は以下の通りでした。
- 15番ディスカバー(15番人気)
- 14番スズカフューラー(6番人気)
- 11番メイショウナンプウ(14番人気)
という結果でした。このレースは3連単の高額払い戻しランキングの第3位にもなっており、3連単で22,946,150円の払い戻しを記録し超大荒れのレースとなっています。中京でのレースが1位、2位になっていますね。荒れるレースを狙いたいのなら中京のレースに注目するのもありかもしれません。
ランキング第3位:3,345,390円
3連複の払い戻しランキングの第3位は3,345,390円でした。このレースは2012年4月7日に中山で開催された3歳未勝利のダート1200mのレースになります。結果は以下の通りでした。
- 12番アードバーク(11番人気)
- 14番デルマビシャモン(14番人気)
- 7番サニースペシャル(6番人気)
という結果でした。3つのレースに共通しているのはダートでメインではなく平場のレースという事ですね。主役が不在のレースで荒れそうなレースは少し夢があるような買い方をしても面白いかもしれませんね。
まとめ
今回は競馬初心者の方が3連複を購入する時の3つのポイントをご紹介しました。的中のしやすさ、払い戻しの期待度の2つを兼ね備えた馬券となるため初心者に限らず多くの競馬ファンに愛される買い方になります。人気馬で決着しすぎるとオッズがかなり低くなることもあります。時には馬単よりも低い倍率で決着することもあるため、購入する時は最後までオッズを確認してから買うとトリガミもなくリターンが少ない馬券を回避することが出来ます。
また3連複でなかなか的中できていないという人はまずはワイドでしっかりと2頭を選ぶ目を養う事が必要になると思います。複勝⇒ワイド⇒3連複と少しずつ選ぶ頭数を増やしながら購入すると失敗も少なくはずです。
ランキングで紹介したように3連複でも時には夢があるような払い戻しになることも少なくありません。しっかりと馬の実力を見抜くことが出来れば3連単で購入する必要もなく、少ない手数で競馬を楽しめることが出来るようになると思います。今回紹介したポイントをしっかりと把握して競馬を存分に楽しんでいきましょう。