競馬の知識を深めるために勉強をしたいと考える人も多いと思います。知り合いやネットの情報を駆使して独自に予想を展開するのも良いですが、自分なりの方法では限界があります。
上手な人では的確な予想からプラス収支にできる人もいらっしゃると思いますが、競馬で勝ち続けることは簡単ではありません。
そこで競馬の知識を深める方法として本を読むことを推奨します。競馬関連のサイトも多くありますが、制限があったり見にくかったり、そもそもそこまで専門的な情報を掲載しているサイトは少ないと思います。
しかし、競馬の本と言っても無数にあるためどれを読めばいいか分からないという人も多いと思うので、この記事では初心者におすすめする競馬の本を5つ厳選して紹介していきたいと思います。
競馬に興味があってもっと競馬のことを知りたいと思っている人は是非参考にしてください。また馬券の予想に役に立つ本もたくさんあるので、精度を上げたい人も必見の内容となっています。
競馬の本でどんなことを勉強するべき?
競馬関連のサイトでも多くの情報が掲載されており、競走馬の過去の成績などのデータ関連、レースの特徴や距離適性、レース会場の癖、オッズや馬場状態など予想に直結するような情報がたくさんあります。
もちろん予想をする時に必須と言ってもいい情報が多く、なくてはならない存在だと思います。競馬歴が長い人のガチの考察や予想などは初心者・玄人関係なく参考になりますし、当日のリアルな情報は会場に行くことができない人にとっては貴重な情報です。
では競馬の本では一体どんなことを学ぶことができるのでしょうか?それはネットにあるような情報をどうやって予想に反映させるべきかだと思います。
例えばレースの情報で馬場状態が「不良」という情報をネットで入手したとします。馬場状態はレースの結果に大きく影響を与えるものなので参考にするべき情報です。しかし初心者の方からすれば「だから何?」と思うはずです。
馬場状態が不良という情報をどのように予想に反映させれば良いのかが分からなくてはその情報を知っても意味がないのです。
血統から不良馬場でも力強く走ることが出来る競走馬を見つけるためには、専門的な知識が必要になるのです。ネット上にあるサイトでは「ではどの血統の馬がオススメなのか?」までは細かく解説していないこともありますし、全てを網羅しているわけではないことが多いのです。
他にも調教動画はネットで見れますが、どのような状態だと良い調教なのか、コースの特徴は分かるけどそれをどうやって反映させるのかなど、一歩踏み込んだ知識を得ることが出来るのが本だと思います。
レース毎の情報ではないため一度知識を得ることができれば長い間活かせる知識になるため、お金がかかったとしてもその価値はあると思います。
初心者におすすめしたい競馬本10選!
ネットにあるサイトではなく本の存在意義は分かっていただけたでしょうか?サイトと本は敵対の関係ではなく、サイトで公開される情報をしっかりと生かすために本で専門的な知識を学ぶことが重要だと考えています。
今回おすすめする本は予想に直結するような本ばかりなので、初心者の方だけではなく最近的中率が落ちて来て悩んでいる人も是非参考にしてみて欲しいと思います。
おすすめ競馬本その1:「絶対に負けたくない!」から始める馬券術
まず最初にご紹介するのは1980円で販売されている「絶対に負けたくない!から始める馬券術」です。競馬歴がたった5年ですが早くも実力派として注目されている「たくちん」と「メシ馬」のコンビが”負けたくない”をモットーに馬券術を紹介している本になります。
競馬を予想していると「この穴馬がもし来たら凄いことになるな…」とか「この本名馬が勝つと思うけどオッズが低いから切ろうかな」とか大きい払い出しを狙いたくなりますが、結局最初に来ると予想した馬が勝ったりして後悔することがあると思います。
今まであったその後悔レースをちゃんと買っていれば今頃プラス収支になっているという人もいると思います。
そんな人におすすめの本となっています。最強コンビが導き出した馬券の買い方は「シンプルを貫き、ハードルを少なくすること」です。負けないために身に着けるべきシンプルな「考え方」「予想アプローチ」「買い方」をはじめ、二人のスタイル「徹底した前残り狙い」(たくちん)、「汚い馬柱の馬狙い」(メシ馬)についても詳しく解説されています。
おすすめ競馬本その2:勝ち馬がわかる競馬の教科書
2つ目におすすめするのは1430円で販売されている「勝ち馬がわかる競馬の教科書」です。基本的な勝ち馬の予想に必要な知識が詰まっている1冊で初心者の方が最初に読むべき本となっています。
予想の組み立て方が分からないとか、いつも軸馬すら的中しないという方は予想の仕方に問題がある可能性が高く、根本の考え方から改善する必要があると言えます。自分なりの予想のスタイルを確立できればいいですが、簡単なことではないですし、多くのハズレを経験しないと辿り着くことは難しいと思います。
しかしこの勝ち馬がをわかる競馬の教科書を読めば競走馬の「買い・消しの目安」が分かるだけではなく、JRAの全競馬場の特徴や対策も紹介されているので玄人のような予想をすることが出来ます。
また競馬記者歴40年以上の競馬評論家が目安にしている持ち時計や調教時計の判断基準も表にして余すことなく掲載されています。時計以外の注目ポイントについて伝授してくれているので、馬を見る力を養うことが出来ます。
おすすめ競馬本その3:馬券で100万円獲る人の調教の読み方
3つ目に紹介するのは998円で販売されている「馬券で100万円獲る人の調教の読み方」です。ベテランの競馬ファンでも意外と予想に反映させることが難しいのが調教です。どれだけ優秀な実力馬も調教に失敗しているとその力を最大限に発揮することができずに大敗することもあります。
調教欄は何も知らなければただの数字の羅列に見えますが、知識を身に付けることで見えてくるものがあります。調教のタイムには馬の強弱、激走・凡走の謎の答えなど、馬券に直結する情報が詰まっている宝箱と言えます。
調教を元に高額払い戻しを積み重ねる関西の予想家・高中晶敏さんが、調教馬券術の奥義を伝授している本になり、今まで調教に興味がなかった人も読むべきほんとなっています。
ネット上のサイトや競馬新聞にも調教「◎」「〇」「△」などで表示されていることもありますが、自分の目で調教の良し悪しを判断することで、的中率アップに繋がると思います。
また穴馬を探すのにも役に立つため回収率のアップも狙うことができると思います。また休み明けの馬や調教パターンを変えた馬もこの本の情報を使えば好調かどうかを見抜くことができるようになると思います。
おすすめ競馬本その4:馬場のすべて教えます
4つ目に紹介するのは1782円で販売されている「馬場のすべて教えます」です。競馬キャスター&ライターでグリーンチャンネルのトラックマンTVも担当している小島 友実 (こじま ともみ)さんがJRAの全場を徹底解説している本になります。JRAが全面協力をしており、馬場の全てが詰まっていると言っても過言ではありません。
競馬ファンの間では、「今日は良馬場?」「野芝で時計が速いのでこの馬を狙おう」という会話がされるように、馬場状態や芝の種類をレース予想のファクターの一つにしています。最近は馬場技術が進化している事もあり、全10場の特徴を把握している人は意外と少ないのです。昔の知識では理解できない状況にもなっているため、最近自分の予想が通用していない人は新たな情報にアップグレードさせる必要があります。
今までの馬場の本と大きく異なる点はJRA馬場土木課が完全協力しているということです。今まで出ていなかった全10場の路盤図や貴重な資料を掲載することに成功し、約15年にわたり馬場取材を重ねてきた各場の馬場造園課とのネットワークを活かし、馬場造園課の仕事ぶりにもクローズアップされています。季節ごとの芝の特徴、最近話題の傷みにくい芝・エクイターフやエアレーション作業まで細やかに説明しているのできっと予想に役立てることができると思います。
おすすめ競馬本その5:回収率をあげるオッズ馬券の奥義
1980円で販売されている「回収率をあげるオッズ馬券の奥義」は「回収率をあげるオッズ馬券の教科書」「回収率をあげるオッズ馬券の参考書」が販売されていますが、この2冊に続く第3弾の究極の一冊になります。
過去の2作品はどちらも大ヒットしており、オッズから馬券を当てるというスタイルは確立されてきているように感じます。オッズだけで荒れるレースを判別し、穴馬を的確に抽出する大谷式の予想方法の全てが詰まっています。
レース判断の奥義や攻略の奥義、1番人気の奥義にG1の奥義など、オッズからレースを読み取り見事的中を続けています。回収率の高さが競馬の上手さでもありますが、このオッズ馬券術を使えば回収率アップも夢ではありません。
競馬初心者でどうやって予想をするべきか分からない人はオッズから予想を組み立ててみるのもありだと思います。
おすすめ競馬本その6:勝ち馬がわかる血統の教科書
先にご紹介した「競馬の教科書」シリーズの第二弾です。
この本は血統についてかなり詳しく、そして初心者にもわかりやすく解説しています。
著者は多くのベストセラーを持つ亀谷氏で、本の中では血統や種馬などのデータ、さらには亀谷氏の予想・分析の実例も書かれています。
この本も初心者は必読の1冊です。
おすすめ競馬本その7:勝ち馬的中!!競馬の基本
競馬の仕組みや馬券術など競馬初心者に嬉しい競馬の基本を学べる本です。
競馬新聞の読み方や調教内容、馬券予想の方法など競馬の基礎が詰まっている一冊です。
競馬雑学のようなおもしろコラムもあり競馬の面白さも知れます。
おすすめ競馬本その8:コースの鬼!
先にご紹介した「競馬の教科書」シリーズの第二弾です。
中山競馬場は内枠が有利だ、など、全107コースの傾向を徹底分析した1冊です。
著者の城崎氏は「競馬王」誌上にて「コースの鬼!」シリーズを執筆し、競馬場・コース分析の第一人者として知られています。
コースの起伏とラップの関係が一目瞭然となる新手法を分かりやすく解説してあり、3Dのコース図をオールカラーで掲載しています。
激変する馬場を知り、最短距離で馬券に活かすための1冊です。
おすすめ競馬本その9:勝てる馬券の買い方
競馬ファンならご存知、競馬中毒して有名な「インスタントジョンソンじゃい」著者の競馬本です。
勝てる馬券の買い方では「稼ぐため」の馬券の買い方を中心に紹介しています。
内容は理にかなっていて「馬券の攻略本」と評判です。
「ほとんどの人が儲からないように買っている、それに気付かなければ永遠に勝利はない!!」と競馬に勝ちを求める方必見の一冊です。
おすすめ競馬本その10:馬体は語る
馬体は語るは治郎丸氏が一口馬主DBで連鎖中のコラムを書籍化した競馬本で、競走馬の馬体の基礎から体系的に一冊にまとめています。
子供から大人になるまでの馬体についての教科書とも言える本で、馬体予想の必要情報が一冊にまとめられています。
競馬初心者から経験者まで馬体をしっかり学べる名書です。
まとめ
今回の記事では競馬初心者におすすめの競馬本を5冊ご紹介しました。今回紹介した本にはシリーズ化しているものも多いため、気に入った作品があれば他の死リースも読んでみてはいかがでしょうか?
自分で調教や馬場の知識を増やすことは難しいですが、長い間競馬に携わっているベテランの方の考え方を知ることができれば、一気に知識を増やすことができると思うのでおすすめです。
値段もそこまで高いものはないと思いますし、どの本も値段以上の価値があると思っています。馬場の本などは今後また使えなくなる時があるかもしれませんが、他の本に関してはずっと使える知識になるので、今後本格的に競馬を始めたい方は是非一度読んでみて欲しいと思います。
もっと競馬の教科書について知りたい方は競馬の初心者が読むべき本はこの15冊!もご確認ください。