競馬初心者の方は「万馬券を的中させたい!」とか「有馬記念でたくさん稼ぎたい!」など大きな期待を持って始めると思います。もちろん大きな払い戻しの的中や大きなレースで当てることは競馬を予想するなら誰もがやってみたいことですよね?
しかし、その前に競馬の基本的なルールはご存知でしょうか?いつレースが開催されて、どうやって馬券を買って、どのような買い方があるのかなど競馬を始める前に知っておきたい基本的なルールについてこの記事で紹介していきたいと思います。
始めたばかりの方はしっかりと知識を深めて競馬より楽しめるようにしていきましょう!
競馬ってそもそもどんなものなの!?
日本で認定されている公営ギャンブルは「競艇」「オートレース」「競輪」そして「競馬」の競技系とtotoや宝くじなどのくじ系と分類されています。実は勘違いされやすいですがパチンコ、スロットはギャンブルとは認定されていません。直接お金を渡さない、三点方式でグレーゾーンで運営しています。
競馬を簡単に言えばレースで勝つ馬の順位を予想し、見事予想が当たればお金が増えて、外れれば何もないというギャンブルになります。
順位を予想し馬券というものを購入し、的中すればその内容に応じた払い戻しがあります。馬券の種類もたくさんあり、買い方は人それぞれで何通りにもなります。
競馬はJRAが主催する「中央競馬」というものとその他の団体が運営している「地方競馬」の2種類に分けることが出来ます。それぞれ特徴はありますが、レースで勝つ馬を予想するというような基本的なルールは同じです。
初めて日本で開催されたのは江戸時代の1860年と言われておりとても古い歴史があります。少しずつルールや馬券の購入の仕方なども変わって来ており、今でも進化・成長を続けています。また日本だけではなく香港やドバイ、イギリスやフランスなど世界各地で楽しまれており、レースによっては世界中の実力のある競走馬と争うものもあります。
さらに日本ではハードルのように障害を飛び越えながらレースをするものや、重いソリを引っ張りながら競争するレースもあります。
競馬は時代を重ねることで面白くなる
競馬は歴史が古いですが、常に新たな進化を遂げています。いくつもの時代を重ねることでより強い競走馬を誕生させようと運営側も日々努力を重ねています。
また強い競走馬の子孫はやはり強くなります。血統が良い種牡馬の子供は同じように活躍することが多くあります。しかし、絶対ではないのが競馬の面白い所でもありますね。その時の馬のコンディションなども影響するため、強い馬を誕生させることは簡単ではありません。
日本の競馬に大きな影響を与えた有名な種牡馬には「サンデーサイレンス」という馬がいます。アメリカで生まれた馬ですが引退後日本に種牡馬としてやってきました。数えきれない量の子孫を残しており、あの有名な「ディープインパクト」もサンデーサイレンスの子供になります。
そしてそのディープインパクトも多くの子孫を日本の競馬界に残しました。現在ではさらにその子供たちの子供、いわばディープインパクトの孫たちが続々とデビューをしており、サンデーサイレンスやディープインパクトを超えるような競走馬の誕生が待ち望まれています。
このように少しずつですが親を超えるような競走馬を作り、ドンドン向上させていこうとしているのです。
競馬の基本的なルールや知識
ここからは競馬で予想をする上で基本的なルールや知識について紹介していきたいと思います。意外と知らなかったということもあるので、しっかりとチェックしてみてください!
基本的なルールや知識その1:開催日について
JRAが主催している中央競馬は毎週末の土曜日と日曜日にほぼ必ず開催されています。年末年始は変則的になることもありますが、基本的に毎週やっているという認識で良いと思います。
また月曜日が祝日などで3連休の時は月曜日も開催されることがあります。毎回ではないですが土日以外にも楽しめる少ないチャンスになります。
開催されるレースの会場は全部で10か所となり、基本的に1日どこかの3会場でレースが開催されています。時期によって変動するのでレースを見に行きたい人は事前に確認するようにしましょう。
だいだい会場によって異なりますが第1レースは10時くらいからで、最終レースは16時ころまでとなっています。またG1などのメインレースは基本的に最終レースの一つ前なので15時台の開催がほとんどになります。1レース毎の間隔は意外と短いため全てのレースを予想しようとするとドタバタになったりもします。
今度は地方競馬ですが、地方競馬は基本的に毎日どこかの会場でレースが開催されています。13会場ありますが中央競馬と同じようにどこかの会場で必ず開催されます。平日も関係なく競馬を楽しみたい方には地方競馬おすすめとなっています。
基本的なルールや知識その2:馬券の購入方法
競馬の馬券を購入する方法は大きく分けると2種類に分類することが出来ます。一つ目はレース会場やWINSに行きマークシートに記入して購入する方法です。元々は全てこの方法で購入していました。マークシートの書き方は少し複雑になるため、初心者の方は事前に調べるか詳しい人と一緒に行くことをおすすめします。
購入時の基本中の基本なので初心者は特に注意した方が良いことですが、競馬場で自動発券機に並んでいる際は、購入する馬券分のお金を確認し、事前に手元に用意しておくことです。
特に重賞レースの日は、どの自動発券機もかなり混雑しているので、来場者も気が立っている人が多いハズ。
メインレースが近くなると人も殺到しやすいので、スムーズに購入を済ませられる準備をしておくのがマナーです。
また、マークシートの塗り間違えが無いかどうかも初心者はしっかり確認しましょう。
もし塗り間違えがあり、修正に時間がかかりそうであれば、あとの人に順番を譲るのがルールかと。
二つ目の方法はインターネットを利用し、会場に行かなくても簡単に購入する方法です。特定の口座を登録し入金しておけば、開催期間中ならいつでも投票を行うことが出来ます。
投票の締め切りはインターネットでは基本的に1分前、競馬場WINSでは2分前までとなっていますが、最初は余裕を持って投票を行うようにしましょう。
現在ではほとんどの競馬ユーザーがインターネットで馬券を購入しています。会場に行く人はマークシートで購入していると思いますが、WIN5などはインターネット限定のため利用者はとても多くいます。
基本的なルールや知識その3:馬券の種類
レースで勝つ馬を予想し的中させるのが基本的な流れですが、馬券にはたくさんの種類があります。現在ではWIN5を含めると10種類の購入方法があり、それぞれ予想の仕方が異なるので解説していきたいと思います。
- 単勝:1着になる馬を当てる馬券
- 複勝:3着までに入る馬を1頭当てる馬券
- 応援馬券:1頭の馬の単勝と複勝を同時に購入できる馬券
- 枠連:1着と2着になる馬の枠番号の組み合わせを当てる馬券
- 馬連:1着と2着になる馬の組み合わせを当てる馬券。1着と2着の着順は関係ありません。
- 馬単:1着と2着になる馬の馬番号を着順通りに当てる馬券。馬連の順番通りに当てるバージョンです。
- ワイド:3着までに入る2頭の馬を当てる馬券です。複勝の2頭バージョンです。
- 3連複:1着、2着、3着となる馬の組み合わせ当てる馬券です。着順は関係ありません。
- 3連単:1着、2着、3着となる馬を着順通りに当てる馬券です。
- WIN5:JRAが指定した特定の5レースの1着を全て当てるという馬券です。インターネットからのみ投票を受け付けています。
以上の10種類になります。WIN5や3連単、3連複は的中が難しいので最初は単勝や複勝から始めてみることをおすすめします。
基本的なルールや知識その4:馬券の購入は20歳になってから
パチンコ、スロット店には18歳から入ることができるため勘違いするかたもいらっしゃいますが、馬券を購入できるようになるのは20歳になってからです。つまりお酒とたばこと同じになります。18歳くらいから興味を持つ人も少なくないと思いますが、予想だけで楽しんで20歳になってから本格的に馬券を購入するようにしましょう。
ちなみに20歳になっていれば学生でも馬券を購入することが出来ます。しかし、学生のうちから競馬にのめり込み過ぎることは良くないと思うので、ほどほどに楽しむようにしましょう。
基本的なルールや知識その5:払い戻される金額はオッズで変動する
競馬では賭けた金額はオッの倍率によって払い戻しされる金額が変動します。例えば10倍のオッズの馬券に100円賭けて的中した時は1000円の払い戻しになります。もし1000円賭けていれば1万円になります。競馬は賭けた金額が大きいほど払い戻しも多くなります。
さらにオッズというのは競馬ユーザー達が購入した馬券によって変動します。例えば1つのレースに全部で10万円分の馬券が購入されたとします。的中した人が一人しかいないのなら貰える金額も多くなりますし、的中した人が沢山いるならみんなで分配するため貰える金額は少なくなります。
その数を数字で表しているのがオッズになります。前日では10倍だったオッズが、レース直前で2倍になるということもあるため、最後まで確認することが重要になります。
また競馬は控除率というものがあり、1レースで10万円分の馬券が購入されていても、的中者は10万円にはなりません。その理由は競走馬の賞金や、ジョッキーの賞金、レース会場の運営費や、広告代など全てのお金がこの馬券で賄われているからです。そのため時には1.0倍という馬券になったりもします。
基本的なルールや知識その6:払い戻し期間は60日間
初心者は的中時に注意しなければならないのが、この払い戻しの期間です。
的中券の払い戻し期間はレース当日より60日間なので、忘れずに払い戻すようにしましょう。
うっかり忘れて配当を貰い損ねる、となってしまうと、せっかくの的中も台無しになってしまいます。
初心者は的中時に注意しなければならないのが、この払い戻しの期間です。
的中券の払い戻し期間はレース当日より60日間なので、忘れずに払い戻すようにしましょう。
うっかり忘れて配当を貰い損ねる、となってしまうと、せっかくの的中も台無しになってしまいます。
まとめ
今回の記事では競馬初心者が知っておくべき基本的なルールについて紹介させていただきました。今回紹介したルールを知っておけば後は馬券を的中させるだけだと思うので、しっかりと予想の仕方などを勉強して挑戦してみましょう。
もし競馬場やWINSで購入した馬券が的中した時は60日以内に換金しないと無効となるのでご注意ください。インターネットでの購入の時はすぐにお金に変更されて反映するので問題はありません。
まずは週末に開催されている中央競馬から予想すると良いと思います。レースが開催される前日の夜には多くの情報が出そろっているので予想をしやすくなると思います。もちろん当日のパドックやオッズなどリアルな情報も大切なので、馬券の購入はギリギリまで待った方が的中率は上がるかもしれません。
その他、購入以外の持ち込みなどのマナーは競馬の基本的なルールを初心者は覚えておこう!で詳しく解説されていますので、合わせてお読みください!
もっと競馬の初心者が知っておくべきルールを知りたい方は競馬初心者向けブログをおすすめします!